春分の日におすすめの「春の味覚」6選
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中国の古代名医・孫思邈は「春は酸味を減らし甘味を増し、脾気を養うべし」と述べた。これは春季には酸味を控え、甘味を多く摂るべきという意味である。中医学では春季は肝気が盛んな時期とされ、酸味食品の過剰摂取は肝気を過度に高め脾胃を損なうため、酸味食品は控えめにすべきとされる。また春は冬季より屋外活動が増え、体力消耗が大きいため、必要なカロリーも増加する。しかしこの時期は脾胃が弱く、消化機能が低下しているため、脂っこい肉類の過剰摂取は適さない。そこでカロリーは適度に甘い食品から補給するのが良い。紅棗(なつめ)はまさに春に脾を養うのに最適な食材である。
中を補い気を益す蜂蜜
蜂蜜も「春の養生食」として最適である。中医学では蜂蜜は甘味を持ち、脾胃二経に入り、中を補い気を益し、腸を潤して便通を良くするとされる。春の気候は変わりやすく、暖かくなったり寒くなったりするため、風邪を引きやすくなります。蜂蜜には様々なミネラルやビタミンが含まれ、肺を清め解毒する機能もあるため、人体の免疫力を高め、春に最も理想的な滋養品です。したがって、春には毎日1~2匙の蜂蜜を、温かいお湯で溶かしたり牛乳に加えて飲んだりすると、体に滋養効果があります。
旬の食材「春の芽」
春に春の芽を食すことは自然の恵みである。中医学の古典『黄帝内経』には「歳穀を食す」と記され、旬の食材を摂ることを説いている。春にはあらゆる植物が新鮮な若芽を伸ばし、食用となる春の芽は多く存在する。例えば、香椿(こうしん)、豆苗(まめな)、蒜苗(にら)、豆苗(まめな)などである。
旬の味は春筍に勝るものなし
春の食と言えば、春筍を挙げずにはいられません。「菜食の第一品」と称される春筍は、古来より人々から愛される美味です。文人や美食家も絶賛し、「旬の味は春筍に勝るものなし」と言われるほどです。春筍は肉厚で、さっぱりとした味わいで栄養豊富。肉料理にも野菜料理にも合う。調理法によって風味も異なり、炒める、煮込む、蒸す、燻すなど、いずれも絶品となる。地方の名物料理にも筍は欠かせない存在だ。上海の「枸杞春筍」、南京の「春筍白拌鶏」、浙江の「南肉春筍」などが代表的である。安徽省の伝統劇「黄梅戯」には『打猪草』という演目があり、折れた筍が登場する場面があることから、古くから筍が食用とされていたことがうかがえる。
ほうれん草は解毒・春の乾燥対策に効果的
春に食される野菜にはほうれん草もある。ほうれん草は一年中入手可能だが、春が最良で、「春ほうれん草」は根が赤く葉が緑で、非常に柔らかく、最も美味しい。春に出回るほうれん草は、解毒や春の乾燥対策に特に有益である。中医学では、ホウレンソウは甘味と涼性を持ち、血を養い、止血し、陰を収め、乾燥を潤すとされる。ただしシュウ酸を多く含むため、カルシウムや鉄分の吸収を妨げる。食べる際はまず熱湯で柔らかく茹で、水気を切ってから炒めるのが望ましい。
ネギとニンニクで殺菌し春の陽気を助ける
ネギ、ショウガ、ニンニクは調味料として優れているだけでなく、重要な薬用価値も持ち、食欲増進や春の陽気を助けるほか、殺菌・疾病予防の効果もある。春はネギとニンニクが一年で最も栄養豊富で、最も柔らかく香り高く美味しい時期であり、この時期に摂取することで春に最も多い呼吸器感染症を予防できる。北方の人々が春に好む小葱と卵の炒め物や小葱の味噌漬けは、栄養豊富で季節に順応した最適な食べ方です。
総じて、春の食事は自然が春に与えてくれる食材を多く摂ることが大切です。その味わいは春そのもの——淡白で甘美なのです。中医学の五行理論によれば、春は成長発育の季節であり、枯れ木に春が訪れるように肝胆の気が生じる時期です。私たちは昇発性があり、辛味を帯びた食物を摂取し、肝胆の気を鼓舞すべきです。これにより冬に蓄えられた精気が体表に発散され、人の体力と脳力活動に十分なエネルギーを供給します。
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