漢方薬の真偽を見分ける方法
Encyclopedic
PRE
NEXT
長い発展を経て、漢方薬体系は非常に完備されています。多種多様な漢方薬を記憶することは非常に困難で、一般の人にとってはなおさらです。価格などの理由で非正規ルートから入手した漢方薬を選ぶ人もいますが、漢方薬の真偽を見分けることはできません。以下に漢方薬の真偽を見分ける方法をご紹介します。女性の方は見逃さないでください。では、漢方薬の真偽を見分ける方法とは何でしょうか?
麝香(ジャコウ)—一、糸通し法
麝香は芳香性のある開竅回蘇薬であり、また高価な香料でもある。開竅、通絡、活血散結の効能を持つ。中風昏迷、熱病による神昏譫語、小児の急驚風痙厥、打撲損傷、癰疽疔瘡などの症状を主治する。
漢方薬識別法:ネギ汁で染めた糸を香袋に通し、数回往復させ、ネギの香りが消えたものが本物。香りが残るものは偽物。
肉桂(こうぎょう)——沸騰停止法
肉桂は芳香があり、体を温め、寒気を散らし、陽気を助け、血行を促進し、痛みを止め、胃を健やかにする効能がある。手足の冷え、脈の微弱、虚寒による胃腹部の冷痛・下痢などに用いられる。また虚寒性腰痛、風湿病、冷え性瘡瘍、外傷による腫痛にも適用される。
漢方薬識別法:2~3片を取り、沸騰中の湯鍋に入れる。本物であれば直ちに沸騰が止まる現象が見られるが、偽物にはこの特徴がない。
琥珀——刀削煮沸法
琥珀は貴重な漢方薬である。鎮静・安神、活血、利尿・通淋などの効能を持つ。痙攣、てんかん、動悸、不眠、排尿困難、血尿、排尿時の痛みなどに適用される。
漢方薬鑑別法:刀で削ると粉末状になり淡黄色を呈する。偽物は削ると粉状にならず、砕けた塊となる。また、本物の琥珀を水で煮沸しても溶けず柔らかくならないが、偽物はやがて溶けて柔らかくなる。
馬宝——嗅気法
熱を冷まし毒を解し、驚愕を鎮め痰を化す作用がある。主治:驚癇・癲狂、喀血・鼻血、痰涎の鬱積、癰腫・瘡毒。
漢方薬識別法:馬宝は馬・騾の胃結石で、切断すると馬糞の臭いがする。粉末を少量錫箔に載せ、下から火を当てると、本物はやがて分散した粉末が中心に集まり、馬尿の臭いを放つ。
犀角(サイコウ)——縦割り法
本品は清熱解毒、鎮驚、涼血、止血などの効能を持つ。急性熱病、高熱が下がらない、意識混濁・妄言、痙攣発作などに適用される。
漢方薬識別法:識別時には、その形状的特徴を把握するほか、犀角を縦に割った際に脆く裂け目が糸状に連ならないこと、縦断面の縦糸が真っ直ぐで豚の鬃毛ほどの太さであること、嗅ぐと清らかな香りがすること。
蛤蟆油——膨張法
蛤蟆油は田鶏油とも呼ばれ、虚弱体質を補う優れた品である。滋陰・肺を潤す効能を持つ。主に身体虚弱、精力不足、神経衰弱などの治療に用いられる。
漢方識別法:本物の蛤蟆油は水に浸すと15~20倍に膨張し、柔らかい白色の塊状となり、触ると滑らかな感触がある。
サフラン——水浸法
本品は貴重な活血薬である。活血化瘀・解鬱の効能を持つ。婦人科の血滞による月経不順、産後の悪露、打撲傷、瘀血による疼痛、憂鬱、胸脇の脹満感などを主治する。
漢方薬識別法:薬材を水に浸すと柱頭が拡大膨張し、長いラッパ状になる。同時に濃い黄色の色素が散出し、水が黄色く染まる。
蛤蚧(ガガイモ)——比例法
蛤蚧は肺を補い腎を益し、喘息を鎮め咳を止める効能を持つ。虚労による肺萎、喘息・咳嗽、喀血、消渇(糖尿病)、陽痿(勃起不全)などを主治する。
漢方薬識別法:本物の蛤蚧は頭部と尾部がほぼ等長である。偽物は尾部が頭部より短い。本物の蛤蚧は目が大きく窪んで穴状で、口内に細い歯があり大きな歯はなく、足指に吸盤があるなどの特徴がある。
蟾酥(せんそ)——粘着法
蟾酥は解毒、腫れを鎮め、痛みを止め、意識を回復させる効能がある。毒症、腫れ物、咽喉の腫れや痛み、熱中症による下痢、心不全などの治療に用いられる。薬理実験では、蟾酥には優れた強心作用と抗腫瘍作用があることが示されている。
漢方薬の識別方法:断裂した蟾酥は、水で湿らせると接着し、乾燥すると元の状態のように固く結着する。小麦粉を混ぜた偽物では接着しない。もし膠質の偽造品であれば、断裂後は接着できるが粘着性が強く、手に付着しやすい。これにより区別できる。
冬虫夏草——観察法
冬虫夏草は腎を補い陽を固める効能を持つ。肺虚による慢性咳嗽、喘息、血痰、腎虚による勃起不全、遺精、腰痛などに適用される。
漢方薬識別法:冬虫夏草は虫体と菌座が連結した形態。虫体は蚕に似て腹面に8対の足があり、体中部の4対が明瞭。断面は充実した白色で、拡大鏡観察では凹凸点が見られる。菌座は虫体頭部から棒状に生じ、湾曲し上部がやや膨大。
以上にご紹介した漢方薬の真偽鑑別方法は、日常購入時に活用できます。漢方文化は奥深く、薬品も枚挙にいとまがありません。薬効を確保するには、正規の病院や医療資格を有する施設で漢方薬を入手するのが最善です。
PRE
NEXT