樹根も宝物 薬用になる樹根の種類
Encyclopedic
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槐樹根(カイジュコン)はマメ科植物・槐(カイ)の根皮で、味は苦く性質は平穏。風除け・湿気除去、腫れや痛みの緩和に効果がある。根にはソフォラジン、グルコシド、ラセミ体ソフォラジンを含む。脳卒中による強直、感覚麻痺、口内炎、歯痛、痔出血に適応。常用量は6~15g、煎じて服用。外用では火傷・熱傷、痔の治療に用いる。
椿の根
椿の根はクワ科植物・椿の根皮。味は苦・性寒。熱を清め湿を除き、腸を収斂して止血し、虫を殺し疥癬を滅ぼす。『医林篆薬』:「肺熱を泄らし、脾の湿を燥し、中熱を取り除き、下痢、久痢、腸風、崩漏帯下、小便赤数(頻尿・尿血)を治す。」『中薬大辞典』:「久泻、久痢、腸風便血、崩漏帯下、遺精白濁、疳積、蛔虫、瘡癬を治す」。苦楝樹、タンニンなどを含む。適用症:赤痢、慢性下痢、腸風便血、崩漏帯下、蛔虫症。
ナツメの根
ナツメの根は、ミソハギ科植物ナツメの根皮。味は甘く、性質は温。腸を収斂して下痢を止め、瘡を収縮させて止血する効果がある。適用症:下痢、赤痢、血尿、外傷出血など。
ニレの根
ニレ科ニレの根皮。味は甘く、性質は平。腸を潤し便通を促し、利尿・浮腫解消、熱を冷まし毒を解す効果がある。腹部膨満、便秘、浮腫、小便不利に適する。
桑の根
桑の根はクワ科の小高木・桑の根皮である。甘味・寒性。肺を瀉して喘息を鎮め、利尿して浮腫を消す効果がある。『別録』:「肺中の水気、吐血、熱渇、水腫による四肢の腫脹を取り除き、水道(尿路)を利する」。『本草綱目』:「肺中に水気及び肺火過剰のある者に適す」。現代では神経系に対し鎮静・安定・抗けいれん・陣痛・解熱作用があるとされる。肺熱による咳喘・浮腫性腎炎・肺炎・気管支炎に用いる。
杏樹根
杏樹根は双子葉植物バラ科植物アンズの根。味は苦味・温性。気行・堕胎・消化促進・解毒の効果がある。《本草蒙筌》:「堕胎を主治する」。胎盤排出不全、死産に適用。杏仁の過剰摂取による中毒には煎じ液1~2両を内服。
柳の根
柳の根は柳の樹皮である。風湿を除き、利尿作用がある。利尿・排尿促進には柳の根または根のひげ15~30gを煎じて服用する。風湿を除き関節を滑らかにするには、毎回15~30gを煎じて服用するか、酒で煮て患部を外用する。
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