清暑益気湯と西洋人参の冬瓜鴨スープ
 Encyclopedic 
 PRE       NEXT 
現在は末伏(夏の終わりの暑さ)の時期で、立秋から処暑の間とはいえ、嶺南地方では暑さが残っており、「秋老虎(夏の残暑)」と呼ばれるため、暑気払いと脾臓の健康維持、陰を滋養し水分代謝を促進する対策が必要です。熱を冷まし湿気を除き、脾胃を健やかにする食品を適量摂取しましょう。さらに「あっさりとした味わいで新鮮、脂っこくない」食品が理想的です。冬瓜、キュウリ、ヘチマ、トマトなどの新鮮な野菜や果物が良い選択です。本日ご紹介するスープは西洋参と冬瓜の鴨スープです。
推奨:広東省病院臨床栄養科
主な効能:熱を冷まし暑気を払い、気を補い津液を生む。
適応対象:夏の暑さで口渇・口苦、煩わしさ・暑気遣い、小便不利、暑湿・暑熱などの不調がある方。
材料:西洋参(スライス)10g、石斛(せきこく)20g、麦門冬(ばくもんとう)20g、冬瓜500g、眉豆(まめ)30g、家鴨(あひる)半羽(3~4人分)。
調理方法:眉豆は2時間水に浸す。西洋参、石斛、麦門冬は洗って軽く浸す。冬瓜は洗って皮ごと角切りにする。アヒルは内臓を取り除き、角切りにする(下茹ですても可)。材料を全て土鍋に入れ、水2000mlを加える。強火で沸騰させたら弱火に切り替え、約1時間煮込む。適量の塩で味を調えて完成。
スープ解説:本品は漢方古籍『温熱経緯』の「清暑益気湯」を簡略化した食療方。西洋参は寒性で甘味・微苦味があり、清熱生津・益気養胃の効能を持つ清補の佳品。石斛は微寒性で甘味があり、肺経と胃経に入り、熱を冷まし津液を生じさせ、胃を養い陰を和らげる作用がある。麦門冬は陰を養い肺を潤し、胃を益し津液を生じさせ、心を清め煩わしさを除く作用があり、夏秋に常用される食療薬材の一つである。これら三種を、健脾除湿作用のある眉豆(マメ科植物)、消腫利尿作用のある冬瓜と合わせてスープにすると、清涼で潤いのある風味が特徴。清熱解暑効果を維持しつつ、さらに益気生津の効能を加え、まさに末伏(夏の最も暑い時期)に飲むのに最適である。
 PRE       NEXT 

rvvrgroup.com©2017-2026 All Rights Reserved