天河水を清めるのは右手か左手か?清天河水の手法図
Encyclopedic
PRE
NEXT
清天河水は右手か左手か
清天河水は通常患者の左手を推す。その作用は内熱を退け実火を泄らすことで、左側肢体での施術効果が顕著である。左右併用も可能で、人体のツボは相互に対称的だからだ。例えば初回は左上肢、次回は右上肢で施術する。
清天河水の手法図
清天河水の位置は前腕中央部、手首横紋から肘横紋まで。医師や保護者は通常、左手で患児の手首背側を握り、右手の人差し指と中指で手首横紋から肘横紋の中点に向かって一方向にのみ押し進めます。往復押しは不可。押し進めながら前腕掌側を叩く場合は「打馬過天河」と呼びます。
清天河水と取天河水の差異
両者の手法と効能は異なる。
清天河水は手首横紋から肘横紋へ推し、辛温解表・退熱透邪の効能があり、無汗の発熱や表証などに用いられる。取天河水は肘横紋から労宮へ下推し、滋陰降火の効能があり、内熱症・盗汗・手足のほてりなどに適する。
天河水を推す際の注意点
小児の発熱時に安易に天河水を推すべきではない。天河水を推すと陽気を泄らすためである。発熱は通常、正気が邪気を退ける過程であり、発熱時の熱は身体の正気である。正気が邪気を退けるには身体の発熱を助ける必要があり、気を泄らすと正気が収まる。急いで体温を下げることは抵抗を放棄することに等しい。一般的に発熱時の身体の免疫力が強ければ、自然治癒が期待できる。
天河水を清めて解熱する際の禁忌
天河水を清める手法は、心経・肝経の熱を清泄するために用いられます。小児の心火旺盛や肝の疏泄機能低下による発熱には効果的ですが、寒気による風邪の場合はこの手法は禁忌です。また、小児の腕に発疹や潰瘍がある場合も使用できません。
PRE
NEXT