青風藤の鑑別方法
Encyclopedic
PRE
NEXT
(1)本品の横断面:表皮細胞は1列で、厚い角質層に覆われ、一部はコルク細胞を有する。皮層には繊維と石細胞が散在する。中柱鞘の繊維群は三日月形で、その内側には通常2~5列の石細胞が並び、切線方向に伸びて射線中の石細胞群と環状に連結する。維管束は外靭皮型。靭皮射線は外側へ次第に広がり、円錐形または分枝状の石細胞が認められる。靭皮部細胞は多くが退化しており、外側に1~3本の繊維が散在し、内側に数列の薄壁細胞を有する。木部導管は単個で散在するか、数個が切線方向に連結する。環髄細胞の細胞壁はやや厚く、孔孔が明瞭である。薄壁細胞には澱粉粒及びシュウ酸カルシウム針晶を含む。粉末は黄褐色または灰褐色。表皮細胞は黄色または黄褐色、断面観は類円形または長楕円形、直径24~78μm、角質層を有する。石細胞は淡黄色または黄色、類方形・紡錘形・楕円形または不規則形、壁は比較的厚く、孔溝が明瞭。皮層繊維は微黄色または黄色で、直径27~70μm、壁が極めて厚く、細胞腔は狭窄している。シュウ酸カルシウム針晶は微小で、薄壁細胞中に存在する。
(2)本品粉末2gをとり、エタノール25mlを加え、1時間加熱還流する。濾過し、濾液を蒸発乾燥させる。残渣にエタノール1mlを加えて溶解し、試験品溶液とする。別途青藤アルカロイド標準品を取り、エタノールで1ml当たり1mgを含む溶液を調製し、対照品溶液とする。薄層クロマトグラフィー法(付録ⅥB)により試験し、上記二種の溶液を各5μl吸取し、2%水酸化ナトリウム溶液で調製したシリカゲルG薄層板にそれぞれ点滴する。展開剤としてトルエン-酢酸エチル-メタノール-水(2:4:2:1)を10℃以下で静置した上層液を展開剤として展開する。取り出して風乾後、順次ヨウ化ビスマスカリウム試液及び亜硝酸ナトリウムエタノール試液を噴霧する。試験品のクロマトグラムにおいて、対照品クロマトグラムに対応する位置に、同色の斑点が現れること。
PRE
NEXT