芡実の効能と作用、芡実の食べ方
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芡実(けんじつ)はスイレン科の一種で、主に中国の湿地帯に自生する。果実は秋から冬にかけて成熟し、収穫後は果皮を取り除き種子を洗浄して食用とする。
古薬書によれば芡実は「幼子が食べれば老いず、老人が食べれば延命する」とされ、「補うが過剰でない」「乾燥を防ぎながらべたつかない」特性を持ち、秋の滋養強壮に最適な食材である。
効能・主治
芡実の主な薬効は腎と脾を補い、遺精・尿失禁・下痢を治療すること。
芡実の性質は甘・渋・平。脾経と腎経に帰経する。脾を補い下痢を止め、腎を益して精を固め、湿邪を除き帯下を止めるなどの効能がある。夢精・滑精、遺尿・頻尿、脾虚による慢性下痢、白濁、帯下に用いられる。
脾を補い下痢を止める
腰膝の痺痛、遺精、淋濁、帯下、尿失禁、下痢などの症状を主治する。
老化防止
芡実には豊富な澱粉成分が含まれ、十分な熱量を供給する。また各種ビタミンや炭素物質も含有している。青字をクリックして抗老化豆知識をもっと知る:気血不足の調整法 女性のための血行促進・美肌・抗老化食
臨床応用
慢性前立腺炎の治療
芡実・熟地黄・金縷梅各15g、覆盆子・仙霊脾・鎖陽各12g、五味子、山茱萸、刺猬皮各10g、製首烏30g。症状に応じて加減し、煎じて服用。腎陽損傷型慢性前立腺炎の治療に良好な効果を示す。
男性疾患の治療
鎖陽、芡実、沙苑蒺藜、蓮須、金蔷子各31g、煅龍骨、煅牡蛎各21g、知母、黄柏各15g、水煎服、1日1剤。
帯下症の治療
白朮、蒼朮、薏苡仁、山薬各30g、芡実、烏賊骨各15g、杜仲10g、茜草8g。症状に応じて加減し、帯下60例を治療、うち45例が完治。
芡実の選別
芡実は球形に近く、一部は小片に砕けている。完全なものは直径5-8mm。表面は赤褐色の内種皮に覆われ、一端は黄白色で全体の約1/3を占め、凹状の臍痕がある。内種皮を除去すると白色を呈する。質は硬く、断面は白色で粉質。無臭、味は淡い。
カビ臭さ、酸っぱい臭い、硫黄臭さがないものが最良。粒が完全で、ふっくら均一、断面が白く粉っぽさが十分で、破片・泥混じり・虫食いがないものが良い。中でも南芡実(円芡)が最上とされる。
芡実の保存方法
風通しの良い乾燥した場所に保管し、虫害を防ぐ。
芡実の調理法
暗紫色(暗赤色)は完熟した芡実の皮の色であり、皮を剥くと粉白色の内実が現れる。弱火で長時間煮込む必要がある。黄色いものは未熟な芡実米の色で、煮えやすい。芡実を食べる際は弱火で柔らかくなるまで煮込み、よく噛んでゆっくり食べることで、身体を滋養する効果が得られる。
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