顔全体にシミがある場合の対処法
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中医学では、五官(目・鼻・口・耳・舌)と身体の五臓(肝・心・脾・肺・腎)の健康は密接に関連しており、五官の気色(血色)の良し悪しは人体の健康状態の兆候を示します。したがって、毎朝鏡を見ながら顔の変化を注意深く観察し、自覚症状などと総合的に判断すれば、五臓六腑の健康状態を大まかに把握でき、適切なタイミングで受診することが可能になります。
【顔色:気血の流れが順調か】
顔の輝きは、経絡を通じて顔に上る気血によって表れます。気血の盛衰や巡りは必ず顔色に反映されます。
顔色が紅潮している:心臓に問題がある可能性
赤ん坊のように常に顔が赤らんでいる人は、必ずしも良い状態とは言えず、特に心臓の健康状態に注意が必要です。狭心症や心筋梗塞を患っている人、あるいはこれらの病気の潜在的な要因を持つ人は、多くの場合、赤らんだ頬をしています。身体の血液循環が不良になると、体内の熱バランスが崩れ、上半身が熱く下半身が冷える状態を引き起こします。同時に脚部に余分な水分が溜まりやすく、むくみの症状が現れます。心臓が正常に機能しないと、体内の熱分布が不均一になり、顔が赤くなりやすくなります。
顔のシミ:婦人科疾患に注意
顔にシミができるのは、妊娠期や経口避妊薬服用時を除けば、多くの場合、月経不順、生理痛、子宮付属器炎、不妊症など、女性の内分泌失調性疾患を反映しています。中医学では成人女性の顔面色斑を「肝斑」と呼び、肝気鬱滞(かんきうたい)の体質が顔面色斑を生じやすいと考える。つまり情緒の乱れが顔面色斑の形成・悪化に直接関与する。したがって情緒を調和させることが顔面色斑予防・治療の鍵となる。
医師からの注意:
顔色が黄色くなるのは脾虚の表れであり、突然顔色が黄色くなった場合は肝胆機能不全の兆候である可能性が高い。急性黄疸型肝炎、胆石症、急性胆嚢炎、肝硬変、肝癌などの患者はしばしばこの「黄色い警告」を発する。顔色が黒くなるのは腎虚の表れであり、クルミ、黒ゴマ、クコの実など腎を補う食品を適宜摂取すべきである。目:肝臓の問題を反映肝臓に異常が生じると、通常、顔色や目に変化が現れます。例えば、顔色が青ざめる、目が疲れやすい、視力低下、白目が黄色くなる、涙が出やすいなどです。
白目が黄色くなる:肝胆系の異常を示唆血液中に過剰な胆汁が分泌されると、白目が黄色くなる症状が現れます。胆汁は本来黄緑色の液体で、肝細胞から分泌され胆嚢に貯蔵され、体内の余分な脂肪分解を助ける役割があります。胆嚢や肝臓の機能が低下すると胆汁が滞留し、本来肝臓から胆管を経て胆嚢へ送られるべき胆汁が漏れ出て血液中に流入するため、白目が黄色くなる現象が起こります。これが肝炎患者の目や皮膚が黄色くなる理由です。
まぶたの白さ:貧血に注意
目の粘膜上の血管の色が薄くなり、ほとんど見えなくなるほどの場合、貧血を示している可能性があります。女性は生理周期の特性上、貧血症状を起こしやすいため、鏡でまぶたを反転させて定期的に確認することをお勧めします。また、起立時のめまい、軽い運動で動悸や息切れが止まらない、肌の乾燥・つや消し、脱毛、爪の脆弱化などの症状からも貧血の有無を判断できます。
まぶたのむくみ:水分代謝の不調
就寝前に大量の水を飲んでいなくても、朝起きた時にまぶたがむくんでいる人がいます。これは体内の水分調節機能が正常に働いていない結果です。水分代謝が乱れる原因は、腎機能や胃腸機能の低下、心臓病など様々です。どこに問題があるのかは、全身の症状を総合的に判断する必要があります。まぶたのむくみに加え、疲れやすい、口が渇く、尿が出にくいといった症状がある場合は、腎機能の低下を疑うべきでしょう。
医師からの注意:
まぶたに痛みがない黄色がかった白い小さな隆起ができることがあります。これは体内に余分な脂肪が蓄積している証拠であり、コレステロール値が高い可能性を示しています。
まぶたに麦粒腫(ものもらい)ができた場合は、近頃のストレス過多、睡眠不足、あるいは脂肪・タンパク質の過剰摂取、野菜・果物の深刻な不足が原因である可能性が高く、適切な治療が必要です。
【口元:体内に熱がこもっているか】
胃腸の働きが低下すると、口臭や口内の乾燥が生じやすく、顔色が黄色っぽくなります。一方、胃の働きが過剰に亢進して胃炎を起こすと、口元に吹き出物ができたり舌が赤くなったりします。
唇の色が赤すぎる:熱の蓄積に注意
唇の血色が良いのは健康の証ですが、口紅を塗ったような濃い赤色は不健康のサインです。中医学では赤色は熱症を表し、体内に過剰な熱が蓄積していることを示します。熱がこもらないよう注意が必要です。
唇の色が青白い:貧血の可能性が高い
唇の表皮は薄いため、血液の色がそのまま反映されます。唇の色が薄くなるとヘモグロビン不足を示し、過度に白ければ貧血の可能性があります。爪の蒼白を伴う場合は、貧血の可能性が極めて高いです。
医師からの注意:
朝起きた時に枕元に唾液の跡がある場合、胃腸が弱い可能性があります。通常、胃鳴り、下痢、低体温などの関連症状を伴います。
口臭に悩まされている場合、胃の火が盛んになっている可能性や、鼻炎や歯茎の病気にかかっていないか注意が必要です。また、暴飲暴食による消化不良も口臭の原因となり、通常は胃の張りやげっぷなどの症状を伴います。
【舌:五臓の虚実を反映】
中医師の診察を受けるとわかるように、舌診では主に舌質と舌苔を観察します。舌質は五臓の虚実を反映し、外邪が人体に侵入した深さを示します。
舌質が赤く濃い:熱が過剰に蓄積している
舌全体が非常に赤く見える場合、体内に熱が過剰に蓄積し水分不足の状態にあることを示し、しばしば頭部や全身の発熱症状を伴います。エネルギー過剰による心臓の亢進や肺感染による実熱は、いずれも舌先を赤くします。
舌質蒼白:身体虚弱
舌が過度に白い場合は血液不足、すなわち貧血傾向を示し、同時に疲労感、起立性めまい、動悸などの症状を伴う。また、体温低下時(寒冷時など)は血液循環不良により舌が白く見えるため、区別が必要である。
舌が紫色:血液が過度に粘稠
体内に老廃物が蓄積したり水分不足、あるいは高脂血症の場合、血液の粘稠度が上昇し循環不良を引き起こし、舌にチアノーゼ反応が現れる。舌が紫がかる人は、肩こり・腰痛・生理痛などの症状を伴うことが多い。舌に紫色の斑点が見られる場合、体内の血管が詰まり血液循環が滞っていることを示している。
医師からの注意:
舌苔が厚く舌の表面がほとんど見えない状態は、過食などによる胃腸機能の低下で生じることがある。また、重大な疾病発症時にも舌苔は厚くなる。逆に舌苔が薄くほとんど見えない状態は、体力の低下やアレルギー体質を示唆している。
舌面が鏡のように滑らかで苔がない場合は消化性潰瘍の前兆です。舌が荒れている場合は栄養不足や鉄分吸収不良による貧血を示します。
【歯:腎臓と骨格を反映】
中医学では「腎は髄を生じ、骨を主り、歯は骨の余りなり」と説かれています。歯の状態は全身の骨格健康を示すだけでなく、腎臓とも密接に関連している。歯や骨の発育不良は、通常腎機能の不全を暗示する。
歯茎の赤み・腫れ:胃炎または疲労
中医学では歯茎を胃の一部とみなすため、歯茎が赤く腫れている場合はまず胃の炎症を疑うべきである。同時に歯がぐらつき、強い口臭などの症状を伴う場合は、歯周病を示している。歯周病の原因は、カルシウム摂取不足や歯磨き不足に加え、過度の疲労による免疫力低下も関係している。
歯茎の出血:胃腸の不調
歯茎が容易に出血する現象は、歯肉炎や歯周病患者だけでなく、胃腸が弱い人も歯磨き時に出血しやすい傾向があります。胃腸が弱いと消化・吸収能力が低下し、血管が脆弱化するため、わずかな刺激でも毛細血管が破裂します。丈夫な歯は良好な胃腸の吸収機能の上に成り立つため、健康で美しい歯を手に入れたいなら、まず胃腸の強化から始めるべきです。
医師からの注意:
どんなに歯を大切にケアしていても、虫歯が発生した場合は注意が必要です。これは全身の骨格が弱っている兆候であり、特に更年期の女性は骨粗鬆症になりやすい傾向があります。
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