親友がヒアルロン酸を互いに注射し合い失明寸前。なぜヒアルロン酸は医師が注射しなければならないのか
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近年、ヒアルロン酸は美容整形分野で非常に人気のある充填材となっている。皮膚本来の成分であるため、肌の弾力性を保つだけでなく、大量の水分を保持して肌をふっくらと若々しく弾力ある状態に保つことができる。このため、しわ取り、鼻整形、あごの整形など幅広い美容整形施術に広く用いられている。しかし、ヒアルロン酸注射の不適切な施術による事故も後を絶たない。最近、遼寧省の親友同士がネットで購入したヒアルロン酸を互いに注射し、失明寸前の事態に陥った。
親友同士が互いにヒアルロン酸を注入し失明寸前に 医師「ヒアルロン酸は偽物」
小麗(仮名)と小美(仮名)は遼寧省出身の親友同士。美容に熱心な二人は普段からネットで購入した安価な注射剤を互いに注入していた。ヒアルロン酸注入には特別な技術は不要で、何度も打てば慣れると考えていた。
小麗が小美の顎にヒアルロン酸を注入すると、小美はすぐに小麗の額に注入した。
小美によると、針が刺さった瞬間、小麗が「痛い!」と叫び、視界がぼやけ始めたという。慌てた小美が針を抜くと、小麗の傷口から血が噴き出し、額は赤く腫れ上がった。
二人はすぐに病院へ駆け込んだ。医師の説明によると、小美の注射は小麗の額の血管を刺していたが、幸いにも非常に細い側副動脈で、力も量も少なかった。もしもう少し深く刺していれば血管閉塞を引き起こし、小麗は失明していた可能性があったという。
診察後、病院は小麗にヒアルロン酸分解酵素による溶解処置を行ったが、溶解後も微粒子が残存していることが判明。これは彼女たちがネット購入したヒアルロン酸が偽物であり、他の添加物が混入していたことを示していた。もしこれらの物質が代謝・吸収されなければ、小麗の額には生涯にわたってこの見えない「時限爆弾」が残ることになる。
なぜヒアルロン酸は自分で打てず医師の施術が必要なのか?
小美や小麗のように「ヒアルロン酸注入は簡単で、針を刺すだけの練習で済む。わざわざ病院に行く必要はなく、美容師に頼むか自分で打てばいい」と考える人は少なくない。しかし南方医科大学南方医院形成美容外科主任医師の姜平教授は「これは非常に危険な考えだ」と指摘する。
姜平教授は強調する。ヒアルロン酸注射は医療行為であり、美容を求める人は必ず正規の医療機関で施術を受け、国家認証の注射材料を選ぶべきだと。「ヒアルロン酸注射の安全性は医師の技量に大きく依存します。特に両眼と鼻梁の間の『黄金三角』領域への注射は慎重さが求められます。眼球内の血管と顔面血管はつながっているため、医師の操作が不適切だと、注射時に針先が直接血管を刺し、血管逆流による閉塞を引き起こし、失明などの事態を招く可能性があります」
さらに、ヒアルロン酸注入がずれた場合、一部の人々が考えるようにヒアルロン酸溶解酵素を注入すれば万事解決というわけではない。血管塞栓症が発生すると回復が難しく、注射後わずか2分以内に網膜壊死を引き起こし失明に至るケースもあり、これらは救済が困難である。美容を求める方は決して安易な考えを持たず、整形に失敗して深刻な結果を招くことのないよう注意が必要だ。
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