過度の肥満がもたらす可能性のある危険性
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肥満者の約半数が脂肪肝を患っている。肝臓はトリグリセリド(中性脂肪)を合成する場所であるが、肝内にはそれを貯蔵する余分なスペースがほとんどない。肥満者の体内ではトリグリセリドの合成と輸送のバランスが崩れており、脂肪酸の摂取量が多いため、肝臓で合成されるトリグリセリドも多くなる。大量のトリグリセリドが肝臓内に蓄積し、結果として脂肪肝が形成される。
胆石症
減量中の低カロリー・低脂肪食は胆石症リスクを高める。脂肪とコレステロール摂取が急減し飢餓状態になると、胆嚢が小腸へ十分な胆汁を分泌できなくなるためだ。胆汁の滞留と胆汁酸塩の過飽和状態が結石形成を促進する。
糖尿病リスクの増加
肥満は糖尿病発症の重要な危険因子の一つである。2型糖尿病患者の80%は肥満者である。また、肥満期間が長いほど糖尿病発症確率が高くなる。
骨関節疾患を引き起こす
変形性関節症、糖尿病性関節症、痛風性関節症。中でも最も発生率が高く、危害が大きいのは変形性関節症である。肥満による変形性関節症は主に膝関節に影響し、次いで股関節や手指関節などに影響を及ぼす。
がん
疫学調査によると、肥満女性は子宮内膜がんや閉経後乳がんにかかりやすく、肥満男性は前立腺がんにかかりやすい。また、肥満者であれば男女を問わず、大腸がんや直腸がんにかかりやすい。肥満の程度が深刻であればあるほど、上記のがんの発症率は高くなる。
脱毛
近年、ダイエットによる脱毛症が増加しており、その20~30%は20~30代の若い女性である。髪の主成分はタンパク質と亜鉛・鉄・銅などの微量元素であるため、菜食ダイエットを行う人はタンパク質と微量元素の摂取不足により、深刻な栄養不良から脱毛を引き起こす可能性がある。
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