高血圧によるめまいには蓮の実と菊の花茶を
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高血圧患者はしばしばめまいや不安感などの症状を伴う。このような患者には蓮心菊花茶を常飲することを推奨する。
具体的には:蓮子心と菊花を各5g、茶葉適量を茶碗に入れ、沸騰した湯を注ぎ、しばらく浸してから代用茶として飲む。1日1回。
本方において、蓮子心は蓮の実の乾燥した幼葉と胚根である。蓮子心は苦味と寒性を持ち、心経と腎経に帰経するとされる。心を清め精神を安定させ、心腎の交通を促進し、精液を収め出血を止める作用があり、熱が心包に入り神昏譫語(錯乱状態)、心腎不交(心腎の連携不全)、不眠・遺精、血熱による吐血などの症状に適応する。
菊の花は辛味・甘味・苦味を帯び、微寒性で肺経・肝経に帰経する。風熱を散らし肝陽を平らげ、肝を清めて明目(視力改善)し、熱を清めて解毒する作用がある。肝陽上亢による頭痛・眩暈の治療に用いられ、肝熱を清泄して明目を促し、肝火上攻による目の充血・腫痛を緩和する。現代薬理学研究により、菊花製剤には冠状動脈拡張、冠動脈血流量増加、心筋酸素消費量向上作用があり、解熱・鎮静・降圧効果も確認されている。
茶は苦味と甘味を持ち、性質は涼性。心・肝・脾・肺・腎の五経に入り、苦味は下剤・湿気除去・逆気降下、甘味は補益・緩和、涼性は清熱・火熾降下・解毒の作用がある。その気味が軽く薄いため頭部に届きやすく、頭部を覆う熱を散らすため、頭目朦朧の症状に用いられる。茶葉に含まれるカフェインとカテキン類は血管壁を弛緩させ、血管径・弾力性・透過性を拡大し、降圧作用を発揮する。三つの効能が相まって、めまいを伴う高血圧患者に代わりの飲み物として最適である。
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