父親の微博
 Encyclopedic 
 PRE       NEXT 
最初は心を通わせているのかと思ったが、やはり母親に聞いてみた。電話の向こうで母は神秘的に言った。「へへ、知らなかったでしょう?お父さんがあなたのファンなんだよ」
さらに首をかしげた。「僕のファン?」
母は笑いながら言った。「お父さんが微博(ウェイボー)を始めたの。もうあなたのファンになってるから、あなたの言動は全部把握してるのよ」
そうだったのか。でも私の微博フォロワーは数百人いるのに、彼が隠れていて気づかなかったわけだ。
すぐにまた疑問が湧いた。「うちにはパソコンもないし、父はスマホで打つと一分に二、三文字しか入力できないのに、微博を開設した意味は?」
「何か投稿するためじゃないのよ、ただ君の近況を知りたいだけよ」
私は一瞬言葉に詰まった。普段、月に一度も家に電話する機会がほとんどない。たとえかけても母と世間話をするだけで、父との交流といえば、おそらく毎年春節の時に数回酒を飲むくらいだ。
電話を切ると、すぐに微博にログインした。案の定、故郷から来た「ファン」を見つけた。彼にはメインの投稿は一つもなく、私のほぼすべての投稿の下に、短い返信を残していた。
上司に誤解されたので、私はこう投稿した:「仕事ってそういうものさ、耐えるか、冷酷になるか」「熱心なファン」が返信:「諦めるな、頑張れ」
妻と口論した時、投稿した:「愛って結局、煉獄なのか天国なのか」「熱心なファン」が返信:「ちゃんと生きることこそが真実だ」
新居の写真を投稿すると、熱心なファンは「素敵だね」と返信。
風邪を引いた時、「憎たらしい風邪、いつになったら治るんだ?」と投稿すると、「水分をしっかり取って、お大事に」と返事が来た。
……
数えてみると、私が投稿した56件の微博のうち、この「熱心なファン」は実に45件に返信していた。どの返信も10字以内だったが、愛情や励まし、深い思いやりが言葉の端々ににじんでいた。普段は口下手で、電話も母に代わらせるあの父が、こんな静かな方法で息子への気遣いと愛情を示していたのだ。
57本目の投稿で私は書いた。「愛してるよ、潜伏中のパパとママ」
 PRE       NEXT 

rvvrgroup.com©2017-2026 All Rights Reserved