肥満症の中医学的治療
Encyclopedic
PRE
NEXT
現代生活の向上に伴い、肥満症はますます普遍化しています。肥満症が主に栄養過多によって引き起こされることは周知の事実であり、これは過剰な肥満状態を指します。この疾患は患者の身体に重大な影響を及ぼします。では肥満症にはどのような症状があるのでしょうか。以下に中医による肥満症治療を紹介します。
一、痰湿による肥満
[症状]:肥満で食欲旺盛、動くと息切れしやすく、疲れやすい。
[処方]:脂っこいものを好んで食べ、湿気が滞り、脾の機能が低下し、筋肉や皮膚に湿気が染み込み、痰として凝縮される。治療法は脾を健やかにし、痰を取り除き、湿気を乾かすこと:半夏、茯苓、枳実、白朮各9g、厚朴5g、大腹皮、麦芽、焦山楂各10g、陳皮3gを水で煎じて服用。
湿気が強く便が緩い場合は猪苓・沢瀉各6gを追加し同煎。本処方は燥湿化痰の剤であり、1日1帖を2期連続服用。
二、気虚による肥満
[症状]:体型は肥満だが、気化作用が不足し、動作が鈍く、肥満で顔色が白く、筋肉を押すと柔らかい。
[処方]:脾胃気虚のため、健脾益気を主治とし、香砂六君湯に生薬を追加:木香、砂仁、半夏、神曲各5g、党参、白朮、茯苓 各9g、陳皮、炙甘草 各3g、生姜 3枚、大棗 3粒。水で煎じて服用し、1日1剤、2週間継続。体格が引き締まり、疲労感が消失したら服用を中止する。
食後の倦怠感や頻尿を伴う気虚肥満は中気下陷の徴候であり、補中益気湯を用いる:黄耆・白朮・党参各9g、陳皮・升麻各4g、柴胡6g、当帰3g、炙甘草3gを水煎し服用。
三、肝鬱気滞
肥満体型、胸脇苦満、胃脘痞満、時折げっぷ、月経不調または閉経、不眠多夢、舌質暗赤、苔白、脈弦細。
「治法」行気解鬱、活血化瘀。
「処方」越鞠丸と桃紅四物湯を加減。川芎10g、蒼朮12g、神曲15g、焦梔子10g、柴胡10g、柿蒂6g、法半夏10g、当帰12g、生地12g、赤芍10g、紅花6g、沢蘭10g。沢瀉10g、荷葉10g、棗葉6g、蒲黄10g。
四、胃熱湿阻
肥満で体格が良く、食欲旺盛で空腹感が早く訪れる。胃脘部に鬱滞感があり、口舌が乾燥し、口渇で飲水を好む。大便は硬く、舌は赤く苔は黄色、脈は滑数。
「治法」熱を瀉し腑を通じ、湿を利し濁を化す。
「方薬」涼膈散合三仁湯加減。
梔子10g、黄芩10g、薄荷6g(後下)、杏仁10g、白蔻仁10g、薏苡仁15g、川楝15g、白朮12g、滑石15g、沢瀉10g、草決明12g、大黄6g。
PRE
NEXT