愛する人には信頼と称賛を
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一つの物に愛着を持つ心理メカニズム、誰にだって経験があるはずだ。たとえ一本の櫛であっても、長く使っていると愛着がわき、依存すら感じるようになる。壊れても捨てられないものだ。だからこそ、愛の究極の形とは、ただ鑑賞するだけでなく、大胆に、信頼して使うことにある。
ある仲睦まじい夫婦を取材したことがある。若い奥さんは車に軽い恐怖心があり、運転を習う勇気はなかったが、運転する男の颯爽とした姿とセクシーさに惹かれていた。例えば助手席に座り、左側で夫の横顔を見つめる。シャープな輪郭、集中して落ち着いた様子に、強い安心感を覚える。右を向くと窓の外の景色がぼんやりと、移ろい、豊かに見える……
彼女は笑いながら打ち明けた。今の夫に惹かれたのは、彼が運転するカッコよくクールな姿が好きだったからだ、と。
彼女の夫は同じソファに座り、耳を傾けながら、同じく笑い、頻繁にうなずいていた。このような愛情の表現や動機が、不十分だとか、体裁が悪いとか、公式的でないとか、ロマンチックでないとかは全く思っていなかった。
「私が彼女にとって役に立つ存在であること、これこそが私への最高の賛辞だ!」彼は思わずそうまとめると、妻を抱き寄せた。妻はすんなりと付け加えた。「夫は私の最高の御者よ!」
愛する人は、あなたが自分を必要としていると感じたいものだ。そうでなければ、愛は飾り物となり、達成感は生まれない。愛する人を冷たく扱うほど、愛は遠ざかっていく。愛の良さは、使ってみて初めてわかる。愛する人にさえ頼れないなら、この世界で何が支えになるというのか?
多くの夫婦が最終的に他人同然になるのは、「基本的に使わない」からだ。愛は鍵のようなもので、使わなければ、たとえ元々の鍵でも、やがて開かなくなる。
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