体質に合わせたオーダーメイド漢方ダイエット茶
Encyclopedic
PRE
NEXT
対象:30歳以下のホワイトカラー。太る原因は接待の多さ、脂っこい食事、仕事のストレスなどにより体内に余分な熱が蓄積され、口苦・口臭・空腹感・イライラ・尿が黄色い・便秘などを引き起こす。中医学的には脂質降下・利尿薬に加え、清熱薬の選択が重要。
使用薬材:
1.決明子(ケツメイシ):甘味・苦味、微寒性。熱を冷まし目を明晰にし、腸を潤して便通を促進する作用がある。血圧降下・コレステロール低下効果があり、肝臓保護・脂質低下作用を持つ。ただし体質が冷え気味で下痢しやすい人は使用を避けること。
2.蓮の葉(ハスのハ):苦味、平性。血液を冷やし熱を清め、暑気払い・湿気除去に効果的。コレステロール低下作用があり、動脈硬化を抑制する。お茶代わりに飲むと便通促進効果がある。
3.緑茶:体を冷やす性質で、脂質を下げ消化を助ける。ダイエット効果だけでなく抗がん作用もある。ただし緑茶は非発酵茶であり、中医学では胃を傷めやすいとされる。胃腸が弱い人は注意が必要。
温性薬物
対象:肥満の原因が脾気虚による場合、体内の水分代謝が滞り、代謝異常を起こす。これにより身体が重く感じられ、四肢のむくみや腹部の膨張が生じる。中医学では「肥満者は虚証や痰湿が多い」とされる。気虚には健脾益気の薬物で中気を補い、正常な代謝機能を保障する。同時に利湿化痰の薬物で体内に蓄積した水湿を尿から排泄させ、身体を軽くし脂肪を減らす効果を得る。
使用薬材:
1. 黄耆(おうぎ):味は甘く、性質は微温。中気を補い気を益し、利水作用で腫れを引く。それ自体に脂質降下作用はないが、中医学理論では気虚には気を補い身体の代謝率を高める必要があり、免疫機能も強化できる。
2.茯苓(ぶくりょう):味甘、性平。脾を補い利尿作用があり、血糖降下・鎮静・気益・免疫機能増強に効果。赤茯苓は利尿作用が強く、減量処方では通常赤茯苓が優先的に用いられる。
3.慧仁(けいじん):味甘、性涼。健脾滲湿作用があり、薬性が穏やかなため他の生薬や食品との併用が多い。
4. 冬瓜仁:味甘、性涼。熱を清め痰を化し、湿を利して腫れを消す作用があり、血脂降下だけでなく美白・シミ薄め効果もある。
5. 沢瀉:味甘、性寒。小便を利し湿熱を清める。血糖降下・血脂降下・抗動脈硬化作用に加え、スキンケア・育毛効果もある。
湿気タイプ向け薬材
対象:長期的な仕事のストレスやイライラが体内の気血の流れを妨げる場合。「肝鬱は脾を侮る」と言われ、情緒は消化・代謝システムにも影響し、体が太りやすくなる。特に若い女性に多く見られ、胸の詰まりや腹部膨満感、食事量は少ないのに体重が増加する、情緒不安定、重症化すると月経不順などの症状が現れる。
使用薬材:
1. 陳皮(ちんぴ):苦味・辛味、温性。理気作用に優れ、湿気を取り除き痰を化す。胸腹部の膨満感や消化不良に用いる。単独使用では減量効果は弱い。
2. バラの花:甘味と微苦味、温性。肝気を疏通し気を整え、血行促進・瘀血除去に効果。肝気鬱結による胸脇部の鬱滞感・腹部膨満痛に用いられ、美容・シミ除去効果もある。減量目的では他の生薬との併用が必要。
滋陰型薬剤
対象:高齢者の肥満傾向。中医学的養生では滋陰が重点。高齢者はめまい、睡眠の質低下、腰痛、口渇などを起こしやすいが、中医学では陰血不足によるものと考える。このタイプの患者は養血に加え、活血も必要である。
使用薬材:
1.何首烏(ゴシウ):苦味・甘味、微温性。肝腎を補い、精血を増強し、白髪を黒くし、筋骨を強化する。血脂降下作用があり、解毒・腫れ物解消・腸潤通便効果もあり、高齢者の肥満に一定の効果がある。
2. 芍薬(しゃくやく):苦味・微寒性で、血行促進・瘀血除去、月経調整・疼痛緩和に効果。さらに養血・精神安定、心清・煩わしさ除去にも作用。肝保護・脂質低下効果があり、冠動脈供血不足による心臓病・狭心症の予防・治療、血圧降下、微小循環改善に有効。
3.クコの実:味は甘く性質は平穏。肝腎を滋養し、精力を補って視力を明晰にし、血を養って精神を安定させる。高齢者の精血不足による視力低下・不眠・健忘に効果的で、現代医学研究では血脂低下・老化遅延・脱毛予防の効能が確認されている。
PRE
NEXT