乗り物酔いの原因と緩和方法
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乗り物酔いの原因
前庭平衡系の機能によるもの
人の耳は内耳・中耳・外耳の三部分から構成され、内耳の前庭器官は特定の運動状態の刺激を感知し、身体の平衡感覚を調節する能力を持っています。三半規管と前庭の橈円嚢・球嚢といった末梢受容器が刺激を受けると過剰な生体電位を発生させ、神経中枢へ伝達します。乗車時に発進・揺れ・ブレーキ・振動・加減速などの状況が生じ、刺激がこれらの前庭末梢受容器の耐容限度を超えると、めまい・吐き気・嘔吐などの乗り物酔いの不快症状を引き起こします。
体調不良による影響
乗車前に風邪を引いたり上気道感染症にかかっている場合、ウイルスが内耳の前庭平衡系に侵入する可能性があります。さらに体調不良による免疫力低下は、外部環境の変化への適応力や耐性を低下させ、普段より乗り物酔いを起こしやすくなる要因となります。
視覚に起因する
車内で窓の外を眺める習慣がある人は、高速走行時に静止した外部の物体と車両が相対運動を起こすことで、視覚と前庭平衡系が中枢に伝達する情報が不一致を起こします。例えば、外部の物体が後退しているように見えても、前庭平衡系は身体が前進していると感じるため、両者の矛盾が脳の混乱を招き、乗り物酔いを誘発しやすくなります。乗り物酔いしやすい人は、目を閉じて休むか、窓の外を見ないようにするのが望ましい。
体質的な要因
体質的に弱い人は、体力のある人に比べて乗り物酔いを起こしやすい。これは免疫力が低く、適応能力が弱いことが原因である。このような人は普段から運動で体を鍛え、体質を強化することが大切だ。
乗り物酔いの緩和方法
1、鳩尾穴(きゅうびけつ)のツボ押し
毎回車に乗ると吐き気を伴う乗り物酔いには、鳩尾穴を刺激すると効果的です。このツボはみぞおちの真下、一番下の肋骨のやや下あたりにあります。吐き気を感じた時に押すと症状が緩和されます。
2. 生姜の薄切りをおへそに貼る
乗り物酔いが頻繁な人は、乗車前に生姜の薄切りを用意し、おへそに貼ると症状緩和に効果的です。生姜は発熱作用があり、おへそに刺激を与えることで乗り物酔いの不快感を和らげます。
2、みかんの皮を嗅ぐ
手元にみかんの皮がある場合、乗り物酔いの症状が出たら、皮の表面を外側に向けて鼻の下に置き、指で軽く押しつぶしながらその香りを吸い込むと症状緩和に効果的です。みかんの皮からは芳香成分を含む精油が放出され、乗り物酔いの人はこれを継続的に吸入することで酔いを抑える作用があります。
4、緑油・白花油
普段から乗り物酔いしやすい方は、緑油(グリーンオイル)や白花油を携帯することをお勧めします。症状が現れたら、こめかみに塗布しゆっくりマッサージすると緩和されます。また、へそに緑油を垂らし、痛み止めパッチで覆う方法でも同様の効果が得られます。
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