新卒者の給与交渉における二つの「基準」
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昨年、大学生の就職は「氷点下の寒さ」に見舞われ、学生が求める最低給与は下がり続けた。2010年は、経済も雇用市場も回復の兆しが随所に見られる。間もなく、第一波となる新卒者の就職活動ピークが到来する。就職活動に忙しい学生たちが最も関心を持つのは、給与や社会保険(四金)などの報酬相場だろう。実際、新卒者が上海の給与・福利厚生状況を把握するには、2つの参考指標がある:上海市が発表する卒業生給与ガイドライン、最低賃金ガイドライン、そして前年度の従業員平均賃金である。
指標1:
市人力資源・社会保障局発表の卒業生賃金ガイドライン
このほど、市人力資源・社会保障局は昨年の卒業生向け賃金ガイドラインを発表した。
今回の調査は、市内1465社の各種経済形態の企業を対象とし、調査対象は2009年卒業で就職半年以内の卒業生(大学院生、学部生、短期大学、中等職業学校など各学歴レベルを含む)で、有効サンプルは9051名の卒業生、公表された職種数は230職種であった。
指標2:
最低賃金指導価格と前年度の従業員平均賃金
基本的に毎年、市人力資源社会保障局は前年度の従業員平均賃金と当年度の最低賃金指導価格を発表している。本市の最低賃金指導価格は学部卒業者にとって参考価値は高くないものの、多くの企業の営業職では基本給を本市の最低指導賃金水準に設定し、業績に応じて歩合給を支給するケースが多い。今年の最低賃金指導額は1120元(時給最低賃金基準は8元から9元に改定)と発表されたばかりである。
もう一つの重要な参考指標は前年度の従業員平均賃金である。この数値は新卒者が上海の概ねの賃金水準を把握できるだけでなく、自身が「四金」(社会保険と住宅積立金)を納付する際の最低納付基準額を理解するのにも役立つ。一般的に、本市の最低納付基準額は前年度従業員平均賃金の60%、最高基準額は同3倍となっている。
従業員と企業が締結した契約賃金がこの基準を下回る場合、上海市が定める最低基準額で納付する。基準を上回るが3倍未満の場合は、労働契約に明記された実際の賃額で納付する。例:2008年度上海市従業員平均賃金は39,502元、月平均賃金は3,292元。2009年度の従業員平均賃金はまだ発表されていない。
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