言葉を控え、行動を控え、食事を控えめに――孫思邈の養生法を学ぶ
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「薬王」孫思邈は唐代の傑出した医学者・養生専門家であり、「善く養う」「未病を治す」「未患を消す」といった養生理念を提唱した。彼は『孫思邈方書』でこう述べている。「口中の言少、心中の事少、腹中の食少、自然睡少。依次四少、神仙訣了。」わずか数語で、簡潔かつ実践的な養生の道理を説いている。
口中の言を少なくせよ。
口を開けば神気が散り、舌を動かせば是非が生じる。唾液と気は生命の根源であり、長く消耗すれば神を損ない病を招く。歴代の道家・仏家は皆、心を静めて座し、言葉を少なくすることで精を養い神を存する目的を達成してきた。適度に話す速度を落とせば、肺気を収斂できる。また養生の観点から、食事中・歩行中・トイレ中・横になっている時は話すべきではない。
心に抱えることを少なくせよ。
老人は毎日心配事を抱え込み、些細なことを心に留めて悩むべきではない。物事に遭遇したら「鈍感」になるのも一策。そうすれば怒りを減らせるだけでなく、多くの不必要なトラブルも避けられる。煩わしさが減れば気分も晴れやかになり、自然と体に良い影響を与えます。多くの高齢者は子供たちのことで悩んだり、頻繁に口論したりしがちですが、これは心身の健康に良くありません。子供は親にとってかけがえのない宝物ですが、手放す愛こそが子供にとってより重要です。
腹中の食を少なくする。
飲食は節制し、八分目(八割)で十分です。『黄帝内経』には「飲食自倍(飲食を倍増させれば)、腸胃乃傷(腸胃を傷つける)」とあります。『養生三要』にも「臓腑や腸胃は常に余裕を持たせ、真気が巡り病気が少なくなるようにせよ」と記されている。頻繁な過食は消化器系に長期的な負担をかけ、内臓器官の早期老化や免疫機能低下を招くだけでなく、過剰なカロリーが体脂肪として蓄積され、生活習慣病を引き起こす。長期的な過食は脳の早期老化を招き、冠動脈疾患患者の狭心症発作を引き起こす可能性もある。胆石症、胆嚢炎、糖尿病などを誘発する恐れもある。たまに食べ過ぎた場合は、ヨーグルト一杯を飲むと消化を助ける。また食後にパパイヤを食べると消化不良を緩和でき、胃潰瘍にも一定の効果がある。
自然に睡眠時間が短くなる。
「長く臥すると気を損なう」。安逸を求めすぎて活動不足になると、気血の流れが悪くなり、筋骨が弱まり、臓器機能が低下する。そのため高齢者は、食後の散歩や夕方の太極拳など、屋外での運動を増やすべきだ。さらに、口に出す言葉も心の中のことにも腹の中の食べ物にも節度を持てば、精気神が過度に消耗されることはなく、体力を補うために多くの睡眠を必要としなくなる。道家が言う「精が満ちれば寒さを恐れず、気が満ちれば食事を求めず、神が満ちれば眠りを求めない」とはこの道理である。最適な睡眠時間は1日7~8時間に抑えるのが望ましい。睡眠の質を確保する前提で、寝床に居すぎるのは避けるべきである。
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