小満の時期の養生は三原則に従う
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小満の節気は5月下旬にあたり、気温が明らかに上昇します。涼しい場所で寝ると、必ず風湿症や湿性皮膚病などの病気を引き起こします。小満の節気の養生では、「未病先防」という養生の観点を特に提唱します。つまり、病気になる前に様々な予防策を講じ、病気の発生を防ぐことです。日常の食事では、湿気を取り除きつつ脾胃機能を強化する食材を意識的に摂取し、未病予防を図りましょう。
小満を過ぎると、次第に暑さが増し、降雨量も増加します。これは蒸し暑く湿気の多い夏の到来を告げるものです。この時期、自然界の陽気はすでに十分に満ちており、まさに「小満」の状態にあります。この気候の特徴に基づき、この時期の養生の重点は「暑気と湿気への備え」にあります。
「暑気は湿気を伴いやすい」という言葉があるように、暑気は湿邪と結びつきやすい性質を持っています。実はこの時期、湿邪はすでに体内に侵入して潜伏していることが多く、大暑の時期に湿邪が主気を占めるようになると、暑気と湿気が内外で呼応し合い、人々は湿気の悩みに陥り、風湿病、水虫、にきび、婦人科炎症、浮腫、肥満など多くの問題を引き起こす。
原則一:熱を清め湿を利し、津液を生じて渇きを止める。
夏は体内の津液(体液)の消耗が多いため、清熱・生津・止渇に注意すべきである。またこの時期は暑気と湿気が同時に重なるため、日常的に清熱利湿・清暑化湿を心がける必要がある。中医学では長夏(夏の終わり)は五臓のうち脾に帰属するとされ、清補(穏やかに補う)が適している。中医学養生学の観点では、過度の湿気は脾に悪影響を与えるため、日常の食事では甘味で涼性または寒性の食材を適度に多く摂取することが望ましい。ただし、苦味の食物には瀉下・乾燥・固結の作用があるため、過剰摂取は避けるべきである。夏の酷暑では冷たい飲み物を好み水分摂取が増えるため、湿気が体内に侵入しやすくなる。外湿が体内に入ると水湿が脾を固め、脾胃の昇降運動を阻害し、運化機能に障害を生じさせる。これにより水分の停滞や食欲不振などの症状を引き起こす。したがって夏は利水滲湿作用のある食物を常食し、脾胃を健やかに保つことが重要です。脾が健やかになれば昇降運化機能が回復し、行水利湿に有利となります。
原則二:心を清め暑気を払い、熱を清め毒を解す。
中医学では夏は暑熱の季節であり、五臓では心に帰属するため、清補が適しています。心は涼を好み、酸味を好むため、小麦製品を常食すると共に、豚肉、李、桃、オリーブ、パイナップル、セロリなどを適宜多めに摂取すると良い。中医学は天人合一(天と人の調和)と陰陽互補を重視するため、夏は性寒涼・味酸の食物を多く摂り、辛味・温燥の食物は極力避けるべきである。ただし、生ものや冷たい飲み物の過剰摂取は避け、体内の正気を損なって病気を誘発しないよう注意が必要です。
原則三:脾胃を健やかに養い、気を補い陰を益す。
夏に入ると、暑さで人体の消耗が増大します。一方で栄養素と体液の補充が急務となる一方、暑気や湿気の気候の影響で脾胃の正気が不足しやすく、胃腸機能が乱れがちです。したがって食事では健脾養胃を原則とし、スープ・汁物・煮込み料理など水分が多く、あっさりしていて食欲増進・消化促進効果のある食事を主とすべきである。これにより養生保健の目的を達成できる。同時に、脂っこい濃厚な味付けや揚げ物は控え、あるいは避けること。また一食の摂取量は過度に多くせず、少量多食を原則とする。もし既に前文で述べたような暑気遣い、暑気傷、暑湿、熱中症などの症状が現れている場合、中医学養生学の観点から、症状に応じた食事療法を行い、脾肺気虚を補うか、気と陰の両方を補う必要があります。
要するに、暑気や暑湿は夏季に人体が陥りやすい生理的反応であり、上記の三原則は夏季に生じやすい生理現象や不調の特徴に基づいて定められたものです。実践においては、現地の気象条件(春夏の変わり目に温から熱へ、夏秋の変わり目に熱から涼へ移行する時期や地域ごとの微気候など)に加え、各自の体質特性や夏季に生じやすい反応を考慮し、柔軟に対応することが重要です。
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