胃下垂の症状に注意!胃下垂に効く3つの食事療法
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立位時、胃の下縁が骨盤腔に達し、胃の小弯弧線の最低点が腸骨稜の連線より下方に位置する場合を胃下垂と呼ぶ。軽度の胃下垂は症状がほとんどないが、中程度以上では胃腸の運動機能低下や消化不良の症状が現れやすい。
軽度の垂れ下がりでは通常無症状だが、顕著な垂れ下がりでは以下のような症状が現れることがある:
1.腹部膨満感及び上腹部不快感
患者は腹部に膨満感、重圧感、圧迫感を訴えることが多い。
2.腹痛
持続性の鈍痛が多い。食後に発生しやすく、食事量と関連がある。摂取量が多いほど疼痛時間が長くなり、痛みも強くなる。同時に疼痛は活動と関連し、食後の活動で痛みが悪化する傾向がある。
3.悪心・嘔吐
食後の活動時に発症しやすく、特に過食時に起こりやすい。これは一度に大量の食物が流入することで胃壁靭帯の牽引力が強まり、痛みが生じ、それに伴い吐き気や嘔吐が起こるためである。
4. 便秘
便秘は頑固な場合が多く、横行結腸下垂を併発することで結腸肝曲と脾曲の角度が鋭角となり、通過が遅延することが原因と考えられる。
5.神経精神症状
胃下垂の多様な症状が長期にわたり患者を苦しめることで精神的負担が増大し、不眠・頭痛・めまい・鈍感・抑うつなどの神経精神症状が現れる。さらに低血圧・動悸・起立性失神などの症状を伴う場合もある。
以下に胃下垂の食療方(食事療法)を紹介する:
1.豚の胃袋と黄耆のスープ
作り方:豚の胃袋1個、黄耆200g、陳皮30g。豚の胃袋の脂肪膜を取り除き洗浄する。黄耆と陳皮をガーゼで包み胃袋に入れ、麻糸でしっかり縛る。水を加え弱火で豚の胃袋が柔らかくなるまで煮込み、適量の調味料を加える。温かいうちに胃袋を食べスープを飲み、4回に分けて2日間で完食する。豚の胃袋5個を1コースとする。
効能:黄耆は気を補う重要な薬、陳皮は気を整え脾を健やかにし、中焦を調和して消化不良を解消する。豚の胃袋は「胃を補い気を益す」。本品は中気を補い、脾胃を健やかにし、気の滞りを解消し、痛みを止める。中気不足・脾胃虚弱による胃下垂に極めて効果的。
2. 豚脾臓・棗・米粥
作り方:豚脾臓2個、棗10粒、粳米100g。豚脾臓を洗い薄切りにし、鍋で軽く炒める。棗と粳米を加え水を入れて粥を炊く。好みで砂糖を加えてもよい。空腹時に1日1回服用。半月を1コースとする。
効能:豚脾は脾胃を健やかにし消化を助ける。棗は胃を和らげ脾を養い、気を補い中焦を安定させる。粳米は胃気を補い胃津を充たす。これらを粥に煮込むことで、胃下垂による痩せ、臍周囲の膨満感、食欲不振、倦怠感・乏力感の回復・保健に効果がある。
3. 黄耆と帯魚の煮込み
作り方:帯魚1000g、炒り枳殻15g、黄耆50g、塩・生姜・長ネギ・味の素・食用油・料理酒各適量。黄耆と炒枳殻を洗い、細かく砕いて白布で包み、しっかりと縛る。帯魚は頭と内臓を取り除き、5指分の長さに切り、洗って油鍋で軽く炒める。薬包と調味料を加え、適量の水を注ぐ。中火で30分煮込んだ後、薬包、長ネギ、生姜を取り除き、味精で味を調えて完成。食事と共に召し上がれ。
効能:五臓を補い、胃を開き、脾胃を温め養い、衛陽を固め守り、表分を充実させ、気を補い血を生じ、脾陽の清気を高める効果がある。胃下垂、慢性下痢、脱肛など中気下陷の病状に適用される。
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