肝鬱に注意!月経前の乳房の張り痛を引き起こしやすい
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中医では、女性の肝火が盛んになると肝鬱を引き起こしやすく、肝鬱が女性の生理前の乳房の張りや痛みの主な原因となると考えられている。
乳房の構成
現代医学は主に生理学的・解剖学的観点から乳房を理解している。乳房内部の構造は秋の完熟したみかんとよく似ており、主に乳管、乳小葉、腺房で構成されている。成人には15~20本の乳管があり、それぞれが独立した乳管システムを構成している。これは、オレンジが全体として一つでありながら、内部に十数個の房に分かれ、各房が独立性を持つのと同様である。
乳房と精神要因の関連性
一方、中医学は乳房と人体の全体的な状態、特に乳房と精神要因の関連性を重視する。中医学では、人の精神状態が疾病の発生・進展に大きく影響すると考え、情動面の精神活動を喜・怒・恐など七つに分類し「七情」と呼ぶ。七情による病は主に内臓を損傷し、特定の臓器機能の乱れを引き起こす。特に心・肝・脾に多く見られる。このうち「怒は肝を傷む」という言葉は、中医学を学んだことのない人には理解しにくいかもしれない。しかし日常生活では、誰かが怒りやすいと表現する際、「肝火が旺盛だ」と言うことが多く、こう説明すると理解しやすくなります。生活には思い通りにならないことが多く、女性は性別役割や教育などの理由から、怒りや不満を感じても表に出さず、心の中でくすぶらせることが多いのです。これは中医学で「肝鬱」と呼ばれ、月経前乳房脹痛の主な病機となっています。
月経前の乳房の張りについては、歴代の婦人科書籍ではほとんど記載されていないが、日常の診療では患者が多く見られる。彼女たちは月経不順や不妊などを主訴として来院することが多い。
しかし乳房の張り痛のみを主訴とする患者は少なく、その理由として以下の二点が考えられる:
1. 乳房は女性の秘部と見なされるため、痛みがある場合でも羞恥心から受診をためらうケースが多い;
2. 症状が月経前に発現し、月経開始後に自然消失するため、多くの女性が見過ごしてしまう。
月経前乳房脹痛(月経前乳脹)とは、その名の通り月経前に生じる乳房の張りや痛みを指す。通常、月経開始3~7日前に発生し、中には月経後半(約半月後)に始まり、月経開始1~2日後に消失する場合もある。月経終了後に消失し、次回の月経前に再発するケースもあり、一定の規則性と周期性を示す。乳房の張りや痛みに加え、しこりを伴う場合や、しこりに灼熱感を伴う場合などがある。特徴としては、胸や脇の鬱滞感、乳房の張り、下腹部の膨満感があり、しばしば胸腹部に気が膨張しているような感覚を自覚し、非常に不快で、張りが強いと痛みを伴う。
治療にあたっては、月経前に胸の鬱滞や乳房の張りを感じる段階で服薬を開始し、月経開始とともに張痛が消失するまで継続することが重要である。これを1治療周期とし、3~4周期継続することで確実な効果が得られる。しかし一部の患者は、1月経周期の治療後、その月経周期前に膨満痛を感じないと治癒したと誤解し、服薬を中止してしまう。その結果、翌月経前に症状が再発し、これまでの努力が無駄になってしまうケースが多い。
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