小児マッサージの代表的なツボ小児マッサージの注意点
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小児マッサージは一般的な小児保健・治療法です。では保護者の方にとって、小児マッサージの代表的なツボはどこでしょうか?マッサージ時の注意点は何でしょうか?
小児マッサージの代表的なツボ
1. 攒竹(てんもん)
眉頭間の中心点から前髪際まで一直線上に位置します。
両親指で下から上へ交互にまっすぐ押し上げる「攒竹推し(天門開け)」を行う。
2 坎宮(かんきゅう)
眉頭から眉尻へ向かう直線上にある。
両親指の橈側で眉心から眉尻へ分けるように押し上げる「坎宮推し(分推坎宮)」を行う。
3 太陽(たいよう)
眉尻と外眼角を結ぶ線の中点から後方へ一寸の位置。
両親指の橈側で円を描くように押し動かすことを「太陽を推す」または「太陽を運ぶ」といい、目方向へは補法、耳方向へは瀉法となる。
4 天柱骨(てんちゅうこつ)
後頭部後方の生え際中央から大椎までを結ぶ直線上。
親指または人差し指・中指で上から下へ直推し「天柱推」と呼ぶ。あるいはスプーンの縁で水を付けながら上から下へ刮ぐ。
5 腹部
腹部に位置する。
肋弓角の縁に沿って、または中脘から臍まで両側へ分推し「腹陰陽分推」と呼ぶ。掌または四指で摩ることを「腹摩」と呼ぶ。
6 臍(へそ)
臍(へそ)に位置する。
中指の先端または掌根で揉むことを「揉臍(もみへそ)」と呼ぶ。指または掌で摩ることを「摩臍(もみへそ)」と呼ぶ。親指と人差し指・中指で臍をつまみ揺らし揉むことも「揉臍」と呼ぶ。
7 丹田(たんてん)
臍下2~3寸の位置にある。
揉む法で揉むことを「丹田揉み」と呼ぶ。摩る法で摩ることを「丹田摩り」と呼ぶ。
8 脊柱
大椎から長強まで一直線に位置する。
食指と中指で上から下へ直推することを「脊柱推法」と呼ぶ。捏ねる法で下から上へ行うことを「脊柱捏法」と呼ぶ。
9 七節骨
第4腰椎から尾椎上端まで一直線に位置する。
人差し指と中指で上から下へ直推するのを下七節骨推しと呼び、親指の橈側縁で下から上へ直推するのを上七節骨推しと呼ぶ。
亀尾
尾椎骨端に位置する。
親指または中指の先端で揉むのを亀尾揉みと呼ぶ。
脾経
親指末節の羅紋面に位置する。
旋回推は補法(補脾経)とし、患児の親指を屈曲させ、親指橈側縁に沿って掌根方向へ直推するのも補法。指先から指根方向への直推は清法。両者を総称して脾経推法とする。
12 肝経
人差し指末節の皺の面に位置する。
旋回推は補法(補肝経)とし、指根方向への直推は清法(清肝経)とする。
小児マッサージの注意事項
【マッサージ環境は静かで室温が適温であること】
室温が高すぎると、治療部位や施術者の手が汗ばみ、手技操作に影響する。室温が低すぎると、患児が冷えの刺激を受けやすくなる。
【施術者の両手は清潔で温かく保つこと】
施術者は爪を短く整え、患児の皮膚を傷つけ治療に影響しないようにする。マッサージ中は柔らかいタオルで施術部位を覆い、頻繁に交換・洗濯すること。
【適切な体位】
マッサージ前には、患児の病状、選択したツボ、施術者の手法に応じて、患児を一定の体位で保持させる。手法操作のしやすさと患児の快適さを原則として体位を選択する。一般的に3歳未満は抱っこした状態で施術し、3歳以上は単独で座位・仰臥位・伏臥位・側臥位などを選択する。
【弁証に基づく施術】
小児疾患の按摩治療では、中医学の弁証施治原則に厳密に従い、手法とツボ選択を行う必要がある。単純な操作法や古人の施術定型を習得すれば十分だと考えてはならない。
【施術者の集中力】
マッサージ時は施術者が集中し、手法は適度な強さで行う。最初は強くせず、軽快で柔らかく、安定して確実に、浅いところから深いところへ進める。これにより患児が徐々に適応できるようにする。施術者は親しみやすい態度で患児の積極的な協力を得、恐怖心を生じさせず、次の治療に影響を与えないようにする。
【マッサージの回数】
通常は就寝前に1日1回行う。重症の患児は状況に応じて回数を増やすことも可能。1週間を1コースとする。2~3コース実施しても効果が全く見られない場合は、治療の機会を逃さないよう医療機関を受診すべきである。
【マッサージの禁忌】
(1)皮膚に火傷、熱傷、擦過傷、裂傷、瘡癤(そうぼ)等がある部位はマッサージ不可。
(2)蜂窩織炎、骨結核、骨髄炎、丹毒等の急性感染症。
(3)各種悪性腫瘍、骨折、脱臼等。
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