小児の栄養不良への対処法
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本病は臨床的に食欲減退、体重減少、顔色が黄色く痩せ細り、皮膚や毛並みが憔悴し、さらには全身の骨が浮き出てやせ細るなどの症状が主な特徴であり、中医学における「疳証」の範疇に属します。
疳積は疳証と積滞の総称である。積滞と疳証は重症度の違いがある。積滞とは、乳児が乳食に傷つき脾胃を損なうことで、脘腹脹満、食欲不振、納食困難、煩躁、夜間の不眠、泣き止まず、便が悪臭を放つなどの脾胃機能不全症状を指す。一方、疳証は積滞がさらに進行した状態で、脾胃の運化機能が衰え気血が生成されなくなるため、長期化すると患児は痩せ衰え、顔色蒼白、四肢の冷え、毛髪の薄く枯れた状態、精神萎靡、泣き声が微弱、下痢などの症状が現れる。これには西洋医学における消化不良、栄養失調、特定のビタミン欠乏症などの疾患が含まれる。中医学では乳食積滞と脾胃虚弱は因果関係にあり、積滞が脾胃を損傷し、脾胃虚弱が再び積滞を生じると考える。そのため推拿治療では消積導滞・脾胃調整の原則が頻繁に採用される。
基本手法
1、捏脊法(じえきほう):患児をうつ伏せにし、施術者は両手を脊柱の両側に沿わせ、親指と人差し指で下から上へ連続的に患児の皮膚をつまみ上げる。両手を交互に使いながら、つまみ上げつつ上方へ進め、尾骨部から開始し、後頭部・頸部まで行う。10~15回繰り返す。
2、腹部陰陽分推法:小児を仰向けに寝かせ、施術者は正面に立ち、両手の平を小児の臍下に置き、指腹で肋骨弓角の縁に沿って、あるいは中脘から臍まで両側へ押し出すように分推する。200回行う。
3、時計回り・反時計回りに腹部を摩る(各3分間)。
4、中脘穴と天枢穴を各1分間指圧する。
5、足三里穴を1分間揉む。
症状に応じた加減:
1、積滞傷脾型
症状:痩せ型、体重増加なし、腹部膨満感、食欲不振、元気がない、夜眠れない、便通不良で悪臭を伴うことが多い、舌苔が厚く粘り気がある。
基本手法に加え:
①脾経を補い、板門を揉む(各100~300回)。
②四横紋を押し、内八卦を運ぶ(各100回)。
2、気血両虚型
顔色が黄色または白く、毛髪が枯れ黄色くまばら、骨と皮ばかり、精神萎靡または煩躁、寝つき悪く、泣き声が小さく、四肢が冷たく、発育遅滞、腹部陥凹、便が水様、舌淡苔薄。
基本手法に加え:
①脾経を補う(300回)。
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