柴胡の作用と効能・柴胡のメリットとは
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柴胡はよく耳にする漢方薬の一つで、多くの効能と作用があります。例えば虚熱を清める漢方薬として、風邪による発熱、寒熱往来、マラリア、肝鬱気滞、胸肋の脹痛、脱肛、子宮脱、月経不順などに用いられます。では柴胡にはどのような効能と作用があるのでしょうか?以下にご紹介します。
柴胡の効能
柴胡の性質:苦味・平性、帰経:肝経・胆経に帰する。
主治:疏散退熱(発熱を散らす)、昇陽舒肝(陽気を昇らせ肝を和らげる)。感冒発熱、寒熱往来、瘧疾、肝鬱気滞、胸肋脹痛、脱肛、子宮脱、月経不調に用いる。発汗・解熱・肝気疏通・鬱解・陽気昇騰。
少陽の調和
本品は苦味・涼性で少陽経に入る。《神農本草経》曰く「寒熱邪気を主治す」。《真珠囊》は「往来寒熱・胆痺を去るには柴胡の梢子(枝先)でなければ除けぬ」と記す。『本草経疏』はさらに記す:柴胡は少陽経の表薬である。少陽経は半表半里を運行する。少陽が邪気を受けると、邪気が陰に偏れば寒となり、陽に偏れば熱となる。柴胡は少陽の専薬であり、性質は軽く清く、苦味は最も薄く、半表半里の外邪を透泄し、外から解させる。故に少陽を和解する効能がある。張仲景『傷寒論・少陽病の脈証と治療』の小柴胡湯証では、傷寒五六日目の中風、往来寒熱、胸脇苦満、黙って飲食を欲せず、心煩して嘔吐を好み、口苦しく、咽頭乾燥、目眩がある。舌苔は薄白く、脈は弦である。これは邪気が少陽の半表半裏に留まり、枢機が不利で正邪が争うためである。柴胡の軽清昇散作用、桔梗の表透作用を用い、黄芩で少陽相火を清め、人参・甘草・生姜・大棗を佐剤とする。これにより上焦が通じ、津液が下り、胃気が和らぎ、全身に汗が滲み出て病が解ける(『傷寒論』)。
肝を舒解し胃を和す
本品は苦・辛・涼の性質を持ち、肝胆三焦経に入る。《神農本草経》には「心腹腸胃中の結気、飲食の積聚を主治す」と記される。李杲は「柴胡は肝火を泻す」と説く。故に肝を舒解し胃を和す効能があり、心腹結気、飲食積聚、陳旧を推し新を致す、脇痛腹脹に常用される。
陽気を昇らし陥りを挙げる
本品は性質が軽く清く、主に昇散する。『本草綱目』に曰く:陽気下陥を治す。『本草正義』もまた曰く:要約すれば柴胡の主治は二つある。一つは正気虚により清気が陽分に陥った場合、これを挙げて昇らし、他へ返せば中気自ずから振れる。故に陽気を昇らし陥りを挙げる効能がある。中気下陷、長期下痢による脱肛、子宮下垂などの証に用いられ、黄耆・人参などの補気昇陽の品と配合されることが多い(例:補中益気湯)。
肝気鬱結の緩和
本品は味苦・性涼で肝経に入る。『四声本草』に「痰満・胸脇中痞を主治す」とあり、『滇南本草』には「肝経の逆結する気を巡らせ、左脇の肝気痙攣痛を止め、婦人の血熱による経血過多を治し、月経を調える」とある。『薬品化義』では「味は微かに苦く、肝を疏通する」と記す。よって本品は肝気を条達させ肝鬱を解す。鬱証、月経不調、熱が血室に入るなどの証に用いる。
肝鬱気滞による脇痛には、香附子・枳殻などと配合する(柴胡疏肝散)。肝鬱血虚による脇痛・月経不調などには、当帰・白芍などと配合する(逍遥散)。
相火を清泄する
本品は苦味と涼性を持つため、熱を清し火を泄す作用があり、肝胆三焦経に入ると相火を清泄する。頭痛、眩暈、目眩・視力障害、耳鳴り・難聴などの証に常用される。
祛風除痺
本品は風薬に属し、風は百病の源である。風を除けば湿も去る。『名医別録』に「湿痺拘攣を除去する」と記載されている。故に祛風除痺の効能を有する。もし四肢の重だるさ、皮膚の痺れ、あるいは関節痛で痛みが固定され、陰雨時に発症する症状が現れた場合、これは風寒湿邪が四肢関節や経絡を侵襲し、特に湿邪が甚だしい痺証である。柴胡を選用し、風を除き湿を勝らせて痺を除去する。
苦味は泄らし辛味は散らす、疏散して熱を退ける
感冒発熱の治療に用い、甘草と併用すれば柴胡散となる。本品は特に半表半里の邪気を疏解することに優れ、少陽証治療の要薬である。傷寒で邪気が少陽に留まり、寒熱往来、胸脇苦満、口苦、咽乾、目眩などの症状に用いられ、黄芩、半夏などと配合されることが多い(例:小柴胡湯)。
柴胡の作用
解熱・抗炎症
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