酸棗仁の食療効果をご存知ですか?
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酸棗仁(さんじょうじん)は落葉低木または小高木で、高さ1~3m。枝節には直線状と湾曲した刺がある。葉は互生し、長楕円形から簇状披針形で、長さ2~3.5cm、幅6~12mm。先端は鈍く、縁に細かい鋸歯があり、基部から三本の脈が出る。花は黄緑色で、葉腋に2~3個ずつ集まって咲く。萼片、花弁、雄蕊はいずれも5個ずつ。子房は上位で2室、花盤に埋もれており、柱頭は2裂する。核果は小さく、長円形またはほぼ円形で暗紅色、酸味があり、果核の両端は鈍頭であることが多い。花期は4~5月、果期は9月。日当たりの良い乾燥した山腹、平野、道端に生える。主産地は河北、陝西、河南、遼寧。
晩秋から初冬に成熟果実を採取し、果肉を除去後、核を砕いて種子を取り出し、天日干しする。生用。
[性味]甘・酸味、平性。心肝を滋養し、精神を安定させ、発汗を抑制する。
[参考]多量の脂肪油とタンパク質を含み、ステロール、トリテルペン、酸棗仁サポニン、多量のビタミンCを含む。鎮静・催眠・鎮痛・抗けいれん作用があり、一定の降圧作用を持つ。子宮に対して興奮作用を示す。[用途]陰血不足による動悸・不安感、不眠・健忘、虚弱による多汗症に用いる。
[用法]1日10~15g。煎じ薬、粥に煮る;粉末にして服用、毎回3~5g。
1、酸棗仁粥:酸棗仁10g、生地黄15g、粳米100g。棗仁と地黄を水煎し汁を取り、粳米を加えて粥を炊く。
出典:『聖恵方』。本方では酸棗仁が滋養・安神を、生地黄が養陰・清心を担う。心陰不足による煩悶・発熱・動悸・不眠に用いる。
2、棗仁人参粉:酸棗仁20g、人参12g、茯苓30g。共に微粉に挽く。毎回5~6gを温水で服用。粥に入れて煮ても可。
出典:『普済方』(原書に方名なし)。本方では酸棗仁で汗を収め、人参で肺気を補益し、茯苓で精神を安定させる。体虚による自汗・盗汗に用いる。三者とも心を養い精神を安定させる作用があるため、虚煩による不眠にも適用可能。(画像提供:CFP)
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