胎児の脳発育記録
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胎児期は脳の物質が形成される時期であり、受精後280日の間に約1000億個の脳神経細胞が徐々に形成される。
卵子と精子が結合した時点では、単一の細胞に過ぎません。わずか280日の間に分裂を繰り返し、身体の各器官を形成すると同時に、1000億個の脳細胞の製造を完了します。その細胞分裂の速度は驚異的です。
胎児の脳は刻一刻と変化を続けています。以下、月齢順に胎児の脳の発達過程を解説します。
①妊娠1ヶ月時。受精卵が活発に分裂を繰り返す時期で、脳の原型がほぼ形成されるが、妊娠の自覚症状はほとんど感じられない。
②妊娠2~3ヶ月時。大脳や延髄など脳の各部分が次第に区別され、脳の分化が始まる。この時期に妊婦は徐々に妊娠を自覚し始める。
③妊娠4~5ヶ月時。脳が急速に発達し、脳の形態が形成されるが、脳表面にはまだ皺(しわ)が生じていない。
④妊娠6~7ヶ月時。脳細胞の分化が次第に進行し、表面に皺が生じ始め、成人の脳構造に近づく。この時期は妊娠期間中最も安定した時期でもある。
⑤妊娠8~9ヶ月時。胎児の脳の発育が完了する。脳の皺がほぼ形成され、脳細胞は成人とほぼ同等になる。
⑥妊娠10ヶ月、つまり胎児が生まれる時。脳の重量は約400グラム、神経細胞は約1000億個に達する。以降、神経細胞の数は増加しない。情報伝達のために髄鞘化が始まり、グリア細胞が増加し、脳は次第に発達していく。
ご注意:胎児の母体内での発育状況から見て、胎児期からの体系的で科学的な胎教は不可欠です。ただし、胎児の脳の発育はまだ未熟で、特に重要な役割を果たす脳神経鞘は完全には形成されておらず、出生後10歳前後までにはじめて完全に発育が完了します。将来の親御さんは胎教の過程でこの点に留意し、焦って成果を求めようとせず、かえって逆効果にならないよう注意が必要です。
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